学園の通学路を歩く生徒たちの間に、突然新たな人物が出現する。
髪は黒く、眼は無機質に光り、制服の胸には「ギルドマスター」の刻印が埋め込まれている。
彼は名前も知られず、ただ「異界からの者」と呼ばれる。
学園の門をくぐる瞬間、彼の身体から青い煙が立ち上り、周囲の空気が震える。
この現象は、これまでにない異常と記録される。教員たちは混乱し、生徒たちは畏怖の目で見つめる。
翌日、彼は教室に配属され、特別な授業を受けることになる。
その授業では、学園内に潜む「憑依体」と呼ばれる存在が、生徒の心を攫い取る仕組みが明らかにされる。
ある生徒が突然言葉を失い、別の生徒が自分の意志とは異なる行動を取り始める。
ギルドマスターは、これらの憑依体の根源を調査する。
彼の持つ「ギルドの紋章」が、憑依体を引き寄せる特殊な力を持っていることが判明する。
しかし、この力は制限があり、毎日午後三時に、自身の意識が混乱し、行動不能になる。
学園の理事会は、ギルドマスターを追放すべきだと議論する。しかし、ある生徒が彼に協力を申し出る。
彼女は、憑依体に攫われた姉を助けたいと願う。
ギルドマスターは彼女の要請を受け入れ、秘密の研究室へと導く。
研究室では、憑依体の起源が解明される。
それは、昭和初期に発生した大規模な地震後に、学園の地下に封印された「異界の精霊」だった。
それが今、復活の兆しを見せている。
ギルドマスターは、自分自身の力を制限しながらも、憑依体を退治するための術を編み出す。
彼の行動は、学園内での評価を上げるが、同時に敵対勢力の目を引く。
最終的に、憑依体の本体が暴走し、学園全体が脅かされる。
ギルドマスターは、自身の意識を失いながらも、最後の力を振り絞って憑依体を打ち破る。
その瞬間、彼の身体から煙が消え、学園は平穏を取り戻す。
しかし、彼の姿はもう見えず、誰も彼の正体を知らない。
ただ、学園の生徒たちの中に、新しい謎が生まれた。


