帝都の旧家に生まれた姉妹は、父の実験によって時空を移動する能力を得る。

姉は現代へ飛ばされ、弟は昭和の初期へ送られる。両者は別々の時代で生きるが、同じ夢を繰り返す。

姉は東京の大学で学び、ハイカラな思想に触れながらも、自分は「異世界」に来たことを悟る。

一方、弟は関東大震災後の復興地で、帝国大学の研究者と出会う。彼は時間を操る装置の存在を知る。

姉はかつての自分の姿を追跡し、弟の行動を妨げる。だが、その行動は時に彼を危険に陥れる。

二人の関係は誤解に満ち、それぞれが相手を敵と見做す。

時が進むにつれて、姉の身体に異変が起きる。時間の歪みが彼女の寿命を縮める。

弟はこの事実を知り、過去に戻って彼女を助けようと決意する。

ある日、弟は過去の自分に会い、自分が姉を傷つけることになることを告げる。

彼は選択を迫られる——自分の人生を守るか、姉の命を救うか。

最終的に、弟は過去に戻り、姉を守るために自身の記憶を消す。

時空の流れが再編され、姉は無事に現代に戻る。しかし、彼女はもうかつての自分ではなくなった。

二人の関係は終わり、新たな始まりを迎える。時を超えた愛と、誤解の果てに訪れた爽快な解決。