都市の神社で暮らす巫女は、毎日参拝者とのやり取りの中で静かな日常を過ごす。

だがある日、参道を歩く女性が突然倒れる。

彼女は「この森に連れて行って」と囁き、巫女に手を引かれる。

混乱の中、巫女はその女性を助け、森へと向かう。

森の入り口には古い石碑が立っている。文字は読めないが、女性は何かを必死に探す。

巫女は不思議な気配を感じるが、無理に引き留めることはせず、そのまま進む。

途中、木々の影に人影が見え、声がするが、見つからない。

夜になり、二人は小屋にたどり着く。女性はここに住んでいたらしい。

彼女はかつてこの地で暮らしていたが、何かを恐れて逃げ出していた。

巫女は彼女の話を聞き、自分の身にも何かが起こるのを感じる。

翌朝、女性はいなくなっていた。巫女はその場を離れるが、森の中に残された書類を見つけ、読み始める。

そこには「時代が変わる」という記述。

そして、彼女が今いるのは「古代」と呼ばれる世界だったことが判明する。

巫女は戻るべき場所がないことに気づく。しかし、森の奥に進むと、別の世界が広がっていた。

そこには人々が暮らしており、彼女が知る「現代」の技術や文化が存在しない。

人々は巫女の衣装を見て驚き、彼女を「異邦人」とみなす。

巫女は自分自身の存在を問い直す。そして、ある日、森の外に出てきた男が現れる。

彼は「時代の流れ」を理解しているようで、巫女に語りかける。

彼は「あなたが来たことで、この世界のバランスが崩れ始めている」と告げる。

巫女は戻るべき場所があるのか、あるいは今いる場所が本当の「日常」なのかを考える。

そして、最終的に森の奥に隠された「答え」を手にする。

それは、彼女が求めていた「癒やし」の真実だった。